2011年10月14日金曜日

魅力ある業界に・・・

  理・美容師を志望する学生が減少しています。
昔は「不景気でも手に職を付ければ喰いっぱぐれは無い」等と言われたものですが、
昨今、不景気の風は我々の業界にも猛威を奮っています。
そして、景気の悪さからくる低価格競争が一層、業界の乱れを呼び込んでしまいました。
結果として、若い人に魅力ある業界には見えなくなってしまったという事です。
高い授業料を払って理・美容学校卒業して、国家資格を取っても、安売りのお店で働いたら給料もたかが知れています。夢も持てません。今、業界は安売りが主流となってしまいました。

お客様のニーズとして低価格のお店も必要でしょうが、それ以上にしっかりした技術、接遇で1ヶ月の疲れをほぐし、明日からの活力を得るヘアスタイルと癒しの時間、頑張っている自分へのご褒美を兼ねて通う。そんな場所のサロンであります。
お客様とスタッフの楽しいコミュニケーションの空間、互いに必要とする関係を築く。
そこに、理・美容師の「やりがい」「生きがい」を見い出す。
もっと、もっと勉強して、社会的地位を高める努力を業界全体がする事で、若い人に夢と希望の持てる職業になるはずだと信じて疑わない私は、古い人間なのでしょうか?