橋本市長の要請を受けて教育委員会が高校の体育科の入試を取りやめ、普通科として受け入れる判断をしました。何か看板の付け替えだけみたいに見えてしまいます。しかしながら、あくまで体育科への入学を希望する中学３年の受験生とその保護者たち。教育、そしてスポーツ校の本質をしっかり見極める事が大事な事です。
高校は義務教育ではありませんが、教育者が子供たちを教育する場であります。その教育の中にスポーツ教育があるのでしょうが、優秀な競技者の多くは（柔道の内柴選手はどうか疑問ですが）人格も優れています。それは指導者を通して育まれていくのでしょう。「強くする為には、体罰辞さず」のこの高校は学校全体がゆがんでいます。校長の会見も大切な生徒が自殺したにもかかわらず、他人事のような会見でありました。強い競技者になる前に、人間としての人格をしっかり養わなければならない。自殺した生徒はこの高校で唯一、人格者であったのです。保護者の方も「ウチの子は大丈夫！」受験生も「自分が大丈夫！」と考えている所に、日本社会全体を考えるより、自分たちしか考えていない了見の狭さが見えてしまいます。
メディアのコメンテーターもそこをしっかり見極めて発言しないと、この国はおかしくなっていきますぞ！
『俺の空 今日の空 上を向いて 歩こう！』
