2014年7月9日水曜日

「デフレが作り出すもの」②


世の中、まだまだ安いモノが要求されているようで、いかに安い商品を作るか、コストを下げたり簡素化を図ったりとあの手この手の涙ぐましい努力をして低価格競争に参入する企業が、衣料業、食品業、飲食業、特に生活関連サービス業に多く見受けられます。
国内で出来ないなら海外で作るモノも増えています。

より良い商品、メニューを開発して、付加価値を高めて、消費者に値段以上の満足を提供しようとする姿勢が失われてきています。
人財の流失、技術の流失、企業の流失、結局日本の企業構造の崩壊に他なりません。

我々の業界もそうであります。
低料金サロンをお客様が求めるよりも先に低料金サロンを作り出し、低価格競争をあおる結果、技術力の低下、若い人が魅力を感じない業界へと変わり果て人財難で青色吐息です。

「適正価格」はどこへ行ってしまったのでしょう。
すなわち、適正な給料もどこかへ行ってしまっています。

「今日の空 俺の空 上を向いて歩こう!」