2012年11月16日金曜日

記憶~その19~

  「父親の教え」もひとつ。これも小学生の頃でした。
親戚のおばちゃんの家へ父親に連れていかれ、居合わせた来客と酒を飲みながら仕事の話、建築関係の仕事をしていた父親に相手が、「鉄骨造りも鉄筋造りも同じだ」と言っております。
当時、神童と呼ばれた小学生の私にも違いが解るのですが、このオジさん「同じ」の一点張りです。酒の席での事、大酒飲みの父親がムキになったらケンカになってしまうのではないかと心配しましたが、父親は逆らわず穏やかに話しは済みました。
帰りの道すがら
「父ちゃん、何でチャンと教えてあげないの?」
「この程度の事が解らない者に話しても仕方がない」
というような事を言ってました。話しは双方が理解し合えるレベルでするものだという事を教えられました。
さて、日本と中国、韓国は話せば解るレベルであろうか?


                    『俺の空 今日の空 上を向いて 歩こう!』