2012年9月27日木曜日

真夜中の出来事

  蒸し暑い或る夏の夜、寝苦しくてフッと目が覚めると、もの悲しそうな「ニャー、ニャー」という猫の泣き声が寝室のドアの向こう側で聞こえるではありませんか。
いつもの泣き声とは明らかに違う…そぉーっとドアを開けると、そこには我が家の大切な大切な可愛いアメリカンショートヘアの「カル」です。「どうした?」すると、そこに異変が……。
なんと、なんと、なんと、金魚が横たわっているのです。
まさか「カル」が1階の水槽から金魚をくわえて2階へ持ってきたのか?
虫の息の金魚をバケツに入れると、プカプカ「あー、ダメか?」そして、現場検証。
1階の水槽を見ると、蓋はきちんとしてあり、猫の「カル」が金魚をくわえ出したとは考えられません。
そういえば、昨日水槽の水を交換した時に、いつもより水域が高かったことを思い出しました。金魚自ら飛び出してしまったのです。それを見た「カル」が、このままでは金魚が死んでしまうと心配して、2階にやさしくくわえて持ってきて、教えてくれたのでした。金魚は翌日、無事水槽に戻り、スイスイ泳いでいました。
素晴らしい、賢い、すごい、最高―「カル!!」

            
           『俺の空 今日の空 上を向いて 歩こう!』